土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 中島京子 近未来SF短篇小説集「キッドの運命」感想

ベンジャミン

こんにちは。

今週は中島京子さんの短篇小説集「キッドの運命」を読みました。

 

どこか懐かしく、読んでいて優しい気持ちになれるので

中島京子さんの小説は時々読みます。

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今回読んだ「キッドの運命」は、中島京子さん初の近未来小説

知らずに読みはじめたので

ゆるよし
ゆるよし
あれ?

って感じでした。

自分はSFが苦手なので、その近未来の社会情勢や設定に慣れず、

(人工子宮とかDNA復活とかドーニとかネオソイとか)

戸惑っているうちに、短篇なので終わってしまうのである。

でも、中島京子さんの描く不思議な優しさはあるので

するすると読むことは出来ます。

 

読書印象画は冒頭の短篇に出てくる

1936年に絶滅したフクロオオカミの最後の1頭「ベンジャミン」

 

フクロオオカミを知らなかったし、その最後の1頭の名前が

ベンジャミンだということも知らなかったので

とても興味深く読んで、その後、フクロオオカミについて

調べたりしました。

 

綿矢りささんの小説「勝手にふるえてろ」を読んだ時にも感じましたが、

絶滅してしまった生物について考える時、

なんか、しみじみとしてしまうのは何故なのだろうか。

 

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。

ammonite
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