こんにちは。
今週は、綿矢りささんの「勝手にふるえてろ」を読みました。
ちょっと気分が沈んだ時に、元気になれるような映画はないかと
動画配信サービスの「U-NEXT」でなんとなく選んで観た
松岡茉優さん主演の映画「勝手にふるえてろ」が
とても面白かったので、原作はどんなのだろうと読んでみました。
映画の「勝手にふるえてろ」は
主人公のヨシカ役の松岡茉優さんが、とにかくカワイイ!
思い込みが激しく、ともだちも少ないけど、
自分ひとりで十分に充足している様子がたまらないです。
ひとり暮らしの部屋でごはん食べていたり、
洗い物していたり、歯みがきしてたりするだけのシーンが
普通なのに、満ち足りている感じがする。
ヨシカの初恋の君、「イチ」はDISH//の北村匠海さんが演じています。
そして、ヨシカの前に現れて、ヨシカのことを一方的に好きになる
「ニ」役は渡辺大知さん。
事前情報が何もないままに映画を観たので、「二」のことを
なんか、ウゼー男出てきたっ!!
なんだこいつ。
って思って観ていましたが、だんだんと「ニ」が
かわいく思えてくる。
渡辺大知さん。
よくいる「うっとうしい男」を演じさせたら
ダントツに上手いのではないだろうか。
「二」は可愛げもあるのに、ヨシカは「二」に対して冷たい。
なぜなら、ヨシカは中学の同級生「イチ」のことを10年以上
片想いし続けているのだ。
映画には
- いつもオカリナを吹いているアパートの隣人(片桐はいり)
- 昼も夜も魚釣りをしているおじさん(古館寛治)
- お人形みたいな金髪のウエイトレス(趣里)
- 国籍不明のコンビニ店員(栁俊太郎)
- 最寄り駅の駅員さん(前野朋哉)
- バスの中で編み物をするおばさん(稲川実代子)
- フレディ・マーキュリーに寄せてくる経理課長(仲田育史)
なども登場して、物語にいろどりを添えている。
普段は、先に本を読んで、映画化されたものを観ることが多いので
と思うことがほとんどなのだが、こちら、映画も素晴らしい。
小説では出てこないキャラクターの配置もいいし、
急にミュージカルのようになるところもよかった。
とても気に入って、何回も観てしまいました。
何度見ても松岡茉優さんはかわいいです。
映画も含めて、とてもおススメ。
ちなみに、中国語を話すお人形みたいな金髪のウエイトレスを
演じている趣里さんは、水谷豊さんと伊藤蘭さんの娘さん。
バレエを踊るシーンもあり、不思議な魅力を放っていました。
読書印象画はアンモナイトとドードー鳥。
どちらも絶滅した動物。
ヨシカの趣味はウィキペディアで絶滅した動物について
調べることなのだ。
映画では、アンモナイトの標本をネットで購入している。
届いたアンモナイトをハープのように奏でているシーンも
幸せそうでうっとりしてしまう。
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。