こんにちは。
今週は小野寺史宜さんの「ひと」を読みました。
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こちらの小説、2019年の本屋大賞 第2位 だそう。
ちなみに、2019年の本屋大賞は 瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」です。
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小野寺さんの小説を読むのはこれがはじめてです。
おのでらふみのりさんと読むそうです。
ちょっとわかりにくいお名前ですね。
史宜・・・・。ふみのり・・・・。
予測変換にも出てこない。
本屋さんで平積みになっていたので、裏表紙のあらすじをチェック。
両親が亡くなって、大学を中退した二十歳の主人公が
商店街の惣菜屋で最後に残った50円のコロッケを
見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれていく。
とあったので、青年とお婆さんの交流の物語だと思って購入したのですが、
そうではなかったです。
お惣菜屋さんとの交流の物語でした。
そして、お惣菜屋を訪れる人々との交流の物語。
「いいひと」もいれば、「いやなひと」もいる。
信頼してくれるひと、守ってくれようとするひと、
無自覚に上から目線のひとや、お金をだまし取ろうというひと。
いろんなひととの出会いの中で、主人公が考え、
選択し、進んでいこうとする姿勢がよい。
主人公は、常に落ち着いていて、あまり若さを感じない男子なのですが、
真面目で、公平で、とても好感を持ちました。
偶然に再会した同郷の女友達の感性も。
なんだか、ちょっと懐かしい感じのする小説でした。
心がきれいになるような心地のする本。
おすすめです。
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それではみなさま、よい週末をお過ごしください。
土曜コラム 今週の読書 小野寺史宜 「ライフ」感想 なんでもない生活の中にも幸せの輝きがあるこんにちは。
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