土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」感想

PASSTHEBATON

こんにちは。

ずいぶんと過ごしやすくなりましたね。てか、すっかり秋?

今週は、瀬尾まいこさんの 「そして、バトンは渡された」を読みました。

2019年本屋大賞受賞作だそう。期待が高まります。

 

瀬尾まいこさんの著作を読むのは、6冊目くらいです。

特に注目している作家さんではないのですが

気付けば買っているといった感じ。

読んでいるとやさしい気持ちになるというか、

あまり嫌なことの起こらない物語が多くて、安心して読めます。

「そして、バトンは渡された」の主人公の女の子も

その血のつながっていない父親も、おっとりとしていて

ほのぼの。

イヤなことが起こっても、行雲流水LET IT BE

な感じで、受け流していきます。

現実にはないような話で、悪くはないけど

本屋大賞ってこんな感じなんだ?

って、ちょっと驚きました。

本屋大賞って無理がある。

どんな年齢層に読んでほしいのかというのが分からないです。

中高生~20代くらいの女性に売りたい感じなのかなと思いました。

考えたみたら、全世代に「読んでほしい」っていうのは、なかなか難しいですね。

書店員の年齢層もよく知らないし。

そういえば、大阪の蔦屋書店の販売員の年齢層がとても上がっている。

ブックカバーかけてもらうのに、申し訳ない気持ちになります。

「指先にうるおいがない世代」と「紙」の相性は良くないです。

そんなことはしないとは思いつつ、指先を湿らす方法について

ヒヤヒヤしてしまいます。

「そして、バトンは渡された」は、本屋大賞受賞作ということで

期待値が高すぎたので、「ふーん。。。。」

といった感じになってしまいましたが、それがなければ、

楽に読める楽しい小説だったと思います。

まぁまぁおススメです。

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。