土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 川上未映子 「すべて真夜中の恋人たち」感想 お仕事小説

NOVEL

こんにちは。

今週は川上未映子さんの「すべて真夜中の恋人たち」を読みました。

本の校正の仕事をしている女性が主人公のお話です。

読んでいるときに、どこか別の場所に連れて行ってもらえるような心持ちに
なるから小説を読むことがとても好きです。

なかでも、お仕事小説を読むのが好きです。

辞書編集者を描いた三浦しをんさんの「舟を編む」のようなものや、

舟を編む (光文社文庫) [ 三浦しをん ]

津村記久子さんによる数々の小説。

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫) [ 津村 記久子 ]

アレグリアとは仕事はできない (ちくま文庫) [ 津村記久子 ]

とにかくうちに帰ります (新潮文庫) [ 津村記久子 ]

 

特殊な職種のお仕事内容を知るのも楽しいけど、

ごく一般的な会社員の日常のようなものもとても楽しい。

どんなお仕事であろうと、それぞれにいろんな思いを持って
働いているということに心打たれます。

感想を書きたいところですが、残念なことに、読んだはしからストーリーは

忘れていってしまいます。

そして、読み返すことはせずに、どんどんメルカリで売って、

書店でまた新しい本を探します。

毎月、次々に新しい本が書店に並んで、また自分をどこかに連れて行ってくれます。

どんどん読んで、どんどん忘れてしまうのだけど、

ほんの少しのエッセンスだけでも蓄積されていけばいいのになぁ。。。

 

ちなみに、冒頭の川上未映子さんの小説ですが、お仕事小説ではなく

恋愛小説であろうと思います。

多分、恋愛の要素が読みどころなのかと思いますが、

小説は本屋に並んだ時点から、読者のもの。

お仕事小説として読もうが、恋愛小説として読もうが、読者の自由なのです。

さて、来週は何を読もうかな。

それでは、よい週末を!