土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 椰月美智子 共働き小説「さしすせその女たち」感想

さしすせそ

こんにちは。

今週は椰月美智子さんの 「さしすせその女たち」を読みました。

椰月美智子さんの小説を読むのは3冊目。

前回は映画化もされている「明日の食卓」を読みました。

聖母子
土曜コラム 今週の読書 椰月美智子 映画化原作小説 「明日の食卓」 感想こんにちは。 今週は 椰月美智子さんの「明日の食卓」を読みました。 やづきさんとお読みするようです。(調べました) (...

前回読んだ「明日の食卓」 もそうでしたが、

今回も、子育てと家事と仕事に奮闘するワーキングマザー

子どもっぽくも自分勝手で理解のない夫 との

永遠にわかりあえない不毛とも思える夫婦関係が描かれています。

「共働き夫婦の圧倒的リアル!」

と裏表紙にありますので、

共働き夫婦ってこんな感じなのでしょうか?

ゆるよし
ゆるよし
いやだなぁ。。。

というのが、正直な感想。

世の中、損得だけではないのかも知れませんが、

共働きかつ子育て中の家庭内では

女性の方が断然損しているように感じました。

同じような境遇で奮闘しているママさんたちには

あるあるっ!

と大共感をもって迎えられる作品だと思いました。

主婦の「さしすせそ」とは一般的に料理で使う

  1. 砂糖(とう)
  2. 塩(お)
  3. 酢(
  4. 醤油(うゆ)
  5. 味噌(み

ですが、こちらの小説の「さしすせそ」

  1. すが
  2. らなかった
  3. ごい
  4. ンスある
  5. うなのね

というもの。

人間関係が上手くいく会話テクニックだそう。

これらの言葉を会話の中に散りばめるだけで、

夫や子供たちの機嫌が良くなるらしい。

おもしろいなぁと思う反面、

主人公の女性は

なんで自分の方から

おもねることを言わなければならないのか

と悔しく思う。

そのあたりが、「圧倒的リアル!」なのかも知れませんね。

おもしろかったです。

共働きの夫婦、男女どちらにも読んでもらいたい本です。

 

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。