土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 近藤史恵 ミステリー「三つの名を持つ犬」 感想

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こんにちは。

今週は近藤史恵さんの「三つの名を持つ犬」を読みました。

近藤史恵さんの小説を読むのは3冊目ですね。

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読みやすいので気に入ってるようです。

 

今回読んだ「三つの名を持つ犬」は、

愛犬との生活を綴ったブログがきっかけで、

ようやく仕事が入り始めたモデルの女性が

事件に巻き込まれていく・・・・といったミステリー仕立ての小説。

なかなかに、身勝手な行動をする主人公ではありますが、

幸せを求めようとするあまり、踏み外していくことについて

罪悪感や自責の念を持っているので、読んでいて

不快感はあまりない。

 

物語の後半は、別の男性の視点で描かれていて、

この男が、主人公のモデルに惹かれていくのだが、

そのあたり、あんまりよく分からなかったです。

一番よくわからなかったところは、255ページ。

モデルと男は焼鳥屋に行く約束をするのだが、

254ページでは

モデル
モデル
じゃあ、明日。

と言っていたのに、255ページで

約束は明後日になった。

とある。

ゆるよし
ゆるよし
どういうこと? 何か読み間違った?

登場人物が増えて、その心の動きや行動が

ややこしくなってきたところに、こういう意味の読み取れない

時系列のズレがあると、より混乱する。

なにか意図があるんでしょうかね?

自分は読み取れませんでした。

 

ミステリーなので、人が死んだりするのですが、

隠ぺいについても、発覚についても

あっさりしていて、現実味のないエンターテインメント小説。

軽い気持ちでサクサク読めます。

 

 

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。