こんにちは。
今週は 近藤史恵さんの 「スーツケースの半分は」を読みました。
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こちら、第13回エキナカ書店大賞受賞 第1位だそう。
その賞自体を知りませんでしたが、なんとなく、新幹線に乗る前に
駅の本屋なんかで買う人が多いのかなぁという印象。
「女子に大ヒット」だそうです。
ある青いスーツケースにまつわる9話の短編小説集。
ちょっと、漫画っぽい印象もありますが、面白いし、読みやすいです。
第一話目の主人公が、旅を諦めようとする心情、
やらない理由なんて、いくらでも見つかる
やらないことはやることよりもずっとずっと簡単だ。
という部分が心に響きました。
それでも、主人公は、自分のやりたいことに小さな一歩を踏み出します。
ひとりで、自分の行きたいところに行ける自分になる。
と心に決めて。
出てくる女性たちはみんな、それぞれ、がんばっていて、たくましくて
応援したくなりました。
(一方、出てくる男性は、情けないのが多い印象でした。)
近藤史恵さんの本を読むのは、はじめてです。
「サクリファイス」という本を書かれた方というのは知っていたのですが、
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自転車レースに全く興味がないために、手に取ったことがありませんでした。
今回読んだ本の印象や、あとがきによると、近藤史恵さんは、たくさん
旅をされる方のようです。
自転車レースは、やっぱりあんまり読みたいような気分にならないけど、
旅系の本は、また読んでみようかなと思っています。
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。
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