土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 川上未映子 短編小説集「ウィステリアと三人の女たち」感想

wisteria

こんにちは。

今週は川上未映子さんの短編小説集「ウィステリアと三人の女たち」

読みました。

 

川上未映子さんの小説を読むのは多分3冊目。

1冊目は芥川賞受賞作の「乳と卵」

内容は忘れてしまいましたが、

ゆるよし
ゆるよし
なんじゃこれ?

って思った記憶があります。

あまりお気に召さなかったようです。

そして、わりと最近に読んだのが「すべて真夜中の恋人たち」

NOVEL
土曜コラム 今週の読書 川上未映子 「すべて真夜中の恋人たち」感想 お仕事小説こんにちは。 今週は川上未映子さんの「すべて真夜中の恋人たち」を読みました。 本の校正の仕事をしている女性が主人公のお話です...

こちらは、なんとなく読みやすかったようで、今回、

「ウィステリアと3人の女たち」を買ってみた次第。

4作品を収録した短編集です。

ウィステリア というのは、藤の花 を意味する英語。

知らなかった・・・・。

奇しくも、「ウィステリア」という名前のマンションを知っている

のだが、意味など考えたことなかった。

藤も植わってないし。

藤田さんとか、藤本さんというオーナーさんの建てた

マンションなのかも知れません。

 

4つの短編のうち、「マリーの愛の証明」を読んだ時、

ゆるよし
ゆるよし
これ、絶対知ってる。読んだことある。

と不思議に思ったのだが、

(だって、今まで2冊しか読んでいない)

寄せ集めのアンソロジーかなにかで読んだのかなって思っていて、

後半になってやっと、

Amazon オーディブル で聞いたんだ!

って思い出しました。

Audible (オーディブル) は本を聴くAmazonのサービス

Amazon オーディブル 耳で聞く読書

最初の30日間は1冊無料で聞けるということで、

試してみたことがあります。

その1冊とは別に無料で聞ける「短編文学チャンネル」

朗読を聞いたことがあったというのを思い出しました。

プロのアナウンサーとかが本を朗読してくれるという

読むのがめんどくさい人にはいいサービスだと思います。

ダウンロードしておけば、無料期間が終わって解約しても

ずっと聞くことができますよ。

解約手続きも簡単でした。おすすめ。

 

この短編集、女性同士の恋愛(のようなもの)の話が多かった印象。

 

自分的にいちばんよかったのは、文庫のタイトルにもなっている

「ウィステリアと三人の女たち」の中の

主婦が真夜中、解体工事中の隣家に忍び込むシーン。

朝の電車で読んでいましたが、息詰まる感が半端なかったです。

 

「シャンデリア」の主人公の性格の悪さもヒドイものでした。

 

たいへん面白かったです。

女の人は得体が知れないって思いました。

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。