こんにちは。
今週は山内マリコさんの短編小説集「選んだ孤独はよい孤独」を読みました。
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山内マリコさんの本はなんだか読みやすいので、
最近よく読んでいます。
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今週は、山内マリコさんの「あたしたちよくやってる」を読みました。
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土曜コラム 今週の読書 山内マリコ 「あのこは貴族」 感想こんにちは。
今週は、山内マリコさんの 「あのこは貴族」を読みました。
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大体が、女性を主人公とした物語が多かった印象ですが、
今回の「選んだ孤独はよい孤独」は男性たちが主役。
腰巾着のような役目を担うことで、くだらない仲間との
関係を続けようとしたり、
仕事ができないのにできるようなふりをしたり、
同棲中の彼女の苛立ちの理由が分からなかったりといった
実にしょーもない男たちの悲哀の物語がたくさん。
山内マリコさんの女性を主人公にした物語の結末は
女性が未来に向けて一歩踏み出すような場面で終わることが
多い気がしますが、男性が主人公の本書の場合、
その男性たちはそのままの状態というか、放置されている感。
女性は変わろうと努力するけど、男性は
現状を維持しようとする傾向にあるようです。
一番おもしろかったのは、
「あるカップルの別れの理由」という短編。
男性が主人公なのですが、
その男性の鈍さというか、全然自覚なく彼女を
イラつかせるさま、彼女の怒りの描写が
山内マリコさんらしいなぁ~
という感じがしました。
やはり、女性側の感情を描くのが上手です。
「おれが逃がしてやる」というタイトルの短編も
好きな感じ。面白かったです。
おすすめです。
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それではみなさま、よい週末をお過ごしください。