土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 窪美澄 短編小説集「いるいないみらい」感想

子羊堂

こんにちは。

今週は、窪美澄さんの小説「いるいないみらい」を読みました。


「いるいないみらい」は5つの短編小説集。

すべて、子供の「いる未来」か、「いない未来」

を選ぶこと、選ばされたことに関する小説です。

 

子供を産むか産まないか、不妊治療をするかしないか、

養子をもらうか、子供を喪ったことによる離婚など。

 

子供をどうしても欲しい人もいるし、

子供が大嫌いな女性もいる。

自分はどちらかというと、子供が嫌いなので、

「私は子供が大嫌い」の茂斗子さんに共感しました。

 

解説は漫画家の渡辺ペコさんですが、

解説の中の以下の文章に「え?」って思いました。

「ほおずきを鳴らす」の勝俣は、過去に自分の娘、千夏を

弔うという大きな喪失を経験しており、公園で偶然出会った

千夏の幻影を思わせるような女性、蛍に心惹かれていく。

ゆるよし
ゆるよし
千夏の幻影を思わせるような女性、蛍???

 

そうだっけ?

「蛍」とは、電子タバコを吸っている主人公の「勝俣」のことではなかったか?

自分はそう思って読んだので、なんだか、釈然としない感じがしました。

ゆるよし
ゆるよし
解説、大丈夫なのか??編集者も。

 

それとも、自分が間違っているのかなぁ???

 

小説は面白かったです。

 

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。

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