こんにちは。
今週は阿川佐和子さんのエッセイ「バイバイバブリー」を読みました。
と思いつつ、読んだことなかったので購入。
文庫本は2021年4月10日が第一刷。
まぁまぁ最近出た本なのでした。
2017年7月に出版された単行本
「バブルノタシナミ 受けて立つわよ、寄る年波」
の文庫化にあたり、タイトルを
「バイバイバブリー」に改題されたそうですので
単行本で既読の方はご注意を。
阿川佐和子さんは、好きなエッセイストのひとり。
テレビでもお見かけしますが、いつも楽しそうで、
あっけらかんとした方。
60歳を超えているとは思えない、
キラキラと好奇心いっぱいの目をしておられます。
バブル世代ではない阿川佐和子さんが書いたこちらのエッセイは、
決してバブル時代を懐かしむような内容ではなく、
むしろバブルとは対極をなすような阿川佐和子さんの
吝嗇な日常生活についてのもの。
テレビに出ている人が、美容院に行かずにセルフカットしているなんて
誰が思うだろう?
そして、「寄る年波」について。
老眼、白髪、シミ、シワ、たるみ、腰痛・・・・。
でも阿川佐和子さんは、あっけらかんとしている。
といったご様子。
抗いようのない「寄る年波」についてはさっさと諦めて
老化の過程の中にささやかな笑いを見つける方が得だという
お考えなのだと思います。
阿川佐和子さんは、すべてにおいて、そういう考え方で
過ごしておられる印象。
だからいつまでもあんなに楽しそうにされているのだなぁ。
変わっても変わらずに、ずっとキラキラした目で
活躍して欲しい方です。
字が大きいのですぐ読めます。
楽しく生きることはいいなぁ~って思える本。
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。