こんにちは。
今週は、町田そのこさんの小説「うつくしが丘の不幸の家」を読みました。
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読んでまず思ったのは。
ゆるよし
なんでこんなタイトルにしたんだ?
ということ。
「うつくしが丘の不幸の家」。。。。
なんかイヤだ。
なんか、不吉なタイトルだ。
英語のタイトル
「ON THE DAY OF A NEW JOURNEY」
新たな旅立ちの日(?)
の方が、ずっとしっくりくるような読後感でした。
タイトルがとってもマイナスなイメージなので、
買うのどうしようかと思いました。
「家」という言葉に 「不幸」とか「黒」とか付いてると、
ちょっとイヤな気持ちになります。
貴志祐介さんの小説「黒い家」が、恐ろしすぎたのかも知れない。
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本来、幸せがあって欲しい「家」に不吉な影が。。。。
というイメージは、ほっこりする読書をしたい時には
手に取るのを躊躇してしまいます。
「うつくしが丘」という住宅地の、
裏庭に枇杷の木のある一軒の戸建て住宅に住むことになった人々の
変遷を描いた小説です。
やっと手に入れたマイホームなのに、
近所の心ない住民(小太りのオバサン)に
「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」
と、ひときわ嬉しそうに言われてショックを受ける主人公。
ババァ=クズ中のクズである。
しかし、隣家の老女との交流や、
裏庭にある枇杷の木にまつわるエピソードなど
心温まる物語もあり、読後感は爽やか。
幸せか不幸せかは、他人が決めることではない。
自分で作り上げたものを壊すのも汚すのも、
いつだって自分にしかできないの。
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それではみなさま、よい週末をお過ごしください。
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