こんにちは。
今週は町田そのこさんの「コンビニ兄弟-テンダネス門司港こがね村店-」を読みました。
町田そのこさんは、「52ヘルツのクジラたち」で2021年本屋大賞を受賞されたかた。
「52ヘルツのクジラたち」はまだ文庫化されていないので読んでいないのですが、
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」は読んだことあり。

「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」が良かったので、
こちらの「コンビニ兄弟」を本屋で手に取りました。
しかし、裏表紙のあらすじを見てみると、
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから……。コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
フェロモン店長・・・・・。
ちょっとどうなんやろ??と思いながら購入。
読みはじめてすぐに
とちょっと後悔。
しかし、読んでいくうちに慣れたり、
フェロモン店長の出番が少なくなったりで
ふつうに読み通すことができました。
「お仕事小説」と呼ぶには、全体的に
お仕事の部分が弱い気がします。
こんなのでは、満足できません。
最後の章で、再びマンガチックに戻りましたが、
どうにか耐えられる範囲。
どうやら、シリーズ化されるようで、
2022年1月には、第2巻が発売されるようです。
うーん、どうするか??
読んでもいいけど、読まなくてもいいような気もする。。。。
という気分の時に読む分にはいいかもです。
読書印象画は、門司港ホテル。
イタリア人建築家アルド・ロッシ設計のホテルです。
アルド・ロッシは建築界のノーベル賞とも言われている(ほんまか?)
プリツカ―賞を受賞されているかた。
(残念なことに、1997年に自動車事故で亡くなられています。)
門司港と言えば・・・・という景色が思い浮かばなかったので。
現在はプレミアホテル門司港となっているようです。
アルド・ロッシ設計のホテルは、福岡のイルパラッツォを
見に行ったことがあります。
禁欲的な雰囲気の中に、
なにかただならぬ色気も感じさせる建物だと感じました。
フェロモン店長と通じるものがあるかなと思って
描いてみました。
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。