土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 星野源エッセイ 「いのちの車窓から」感想

車窓

こんにちは。

今週は星野源さんのエッセイ集「いのちの車窓から」を読みました。

星野源さんは、音楽家であり、俳優であり、文筆家であるという

マルチな才能の持ち主。

自分は、文庫化されていたエッセイ「働く男」を読んで興味を持って、

「そして生活はつづく」を読み、

DVDで主演映画「箱入り息子の恋」を観たあたりで、

「SUN」

ゆるよし
ゆるよし
紅白歌合戦に出てるなぁ~

って思っている間もなく、

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で大ブレイクという

あれよあれよ感の人。

「よみがえる変態」ではないけど、

大病を乗り越えてからの活躍には目を見張るものがあります。

命に関わるような大病を克服されて活躍している人をみると、

ゆるよし
ゆるよし
きっと役割があって生かされているいるのだなぁ

と、勝手に想像して、カミサマに感謝したりしてしまう。

無宗教ですが。

 

「いのちの車窓から」は、「好き」という気持ちについてたくさん書かれている。

音楽、深夜、散歩、ゲーム、柴犬、仕事仲間、新垣結衣さん。

人が何かを「好き」であるという気持ちを書いている文章が好きだ。

なんだか、こちらまで、嬉しいような、幸せな気持ちになる。

「大泉洋さん」、「柴犬」について書かれたエッセイが特に好きです。

 

他にも、印象に残ったのはこちら。

それまで、相手に好かれたい、嫌われたくないという想いが強すぎて

コミュニケーションを取ることを放棄していた。

コミュニケーションに失敗し、そこで人間関係を学び、

成長する努力を怠っていた。

(中略)

嫌われないように自分の性格を歪め、そもそも

人間が好きではないと思おうとしていたが、

僕は人が、人と接することが大好きだったのだ。

 

「ひとりではない」と感じることがある。

そう感じられることが嬉しい。

 

人を馬鹿にするような笑い、勝ち負けや、競争や順位を

よしとしない星野源さん。

ますます活躍して欲しいです。

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。

 

映画「箱入り息子の恋」U-NEXTで見ることができます。