こんにちは。
今週は、綿矢りささんの「私をくいとめて」を読みました。
脳内で自分の分身?と話す、地味系のOLさんのお話。
綿矢さんは若い時から活躍されている小説家なのに
どうして、会社の女子更衣室なんかの描写が上手いのだろうか。
ずいぶん前に読んだ
蹴りたい背中 だったか インストールだったか忘れましたが
価格:495円 |
価格:418円 |
粗大ごみを捨てに行く場面があって
それも「若いのになんか上手いなぁ~」って印象に残りました。
ストーリーは全然覚えていないのですけどね。
話の中の一部分だけが強く記憶に残ることがあります。
その理由はナゾ。
「私をくいとめて」はサクサク読めました。
何が起こるわけでもないけど、そういう、フツーの人の
話を読むのが結構好きなので。
お仕事小説ではなかったけれど、社内の人の描写とかが
面白かったです。
実際の世の中にもいろんな人がいますが、
小説の中のいろんな人の思考や行動が面白い。
実在のいろんな人は
意味不明。
って思うのですが、小説の中だと、訳わかんない人も出てきますが、
少なくとも、主人公の考えていることは分かるので
それが面白いのでしょう。
この小説では、主人公が飛行機に乗るのが苦手なのですが、
って、飛行機がへっちゃらな自分は、そんなところが面白かったりしました。
ただ、この本もやはり表紙が・・・・。
自分は、ネットではなく実店舗の書店で本を買う派なのですが、
ちょっと、おとなが買うには抵抗がある感じの表紙ではあります。
自分は、本を買う時は8冊くらい同時に買うので、その中に
まぎれこませてなら買えますが、
この本1冊を書店のカウンターに出す勇気はありません。
どのあたりをターゲットにした表紙なのだろうか?
こじらせ女子?にはウケる感じなのだろうか?
なんだか、もったいないなと思ってしまいました。
って思ったら、本当に表紙の絵、わたせせいぞう氏でした。
ちょっとビックリ。
この本でいちばん気に入ったことばはこちら。
根本的に必要じゃなくても、生活にあるとうれしい存在はたくさんある。
私たちはそういうものばかりに取り囲まれて生きている。
のんさんと林遣都さん主演で実写映画化されるそうです。
今週末は4連休ですね。
楽しい連休をお過ごしください。