こんにちは。
今週は町田そのこさんの「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」を読みました。
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町田そのこさんは、「52ヘルツのクジラたち」で2021年本屋大賞を
受賞されるまで、存じ上げなかったので
その著作を読むのははじめてです。
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52ヘルツのクジラ=その周波数で鳴く世界で唯一の個体
「世界でもっとも孤独な鯨」
を知らなかったので、単純に
ゆるよし
そんなことを知っているなんてすごい!
そして、それをもとに小説にするなんて!
と、読んでないのですが、感心して
文庫化されたら必ず読むことを心に決め、
とりあえず、こちらの文庫化されている
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」から読むことにしました。
こちらの本でも、アフリカン・ランプアイ、
チョコレート・グラミー、ハナヒゲウツボなどの
水の中のいきものが登場します。
そのいきものたちの特徴ある生態と、人の生き方が
とても上手く関連付けられています。
うわっ、なんだ、この筆力と構成力は。
と吉田伸子さんが解説で書かれているように、
5つの物語の登場人物が、少しづつ重なり合って、
収束していきます。
結構、不幸な環境であったり、
自分の苦手とする暴力が描かれていますが、
最後には少しの光が射す救いのある話となっているので
読後感はいいです。
「52ヘルツのクジラたち」も読むことを、改めて
心に決めました。
おすすめです。
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それではみなさま、よい週末をお過ごしください。