こんにちは。
今週は群ようこさんの「れんげ荘」を読みました。
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広告代理店に勤めていた女性が、仕事を辞めて
ボロアパートに引越し、何もせずに、貯金を切り崩して生活するお話。
ちょっと不思議な感じのするお話です。
群ようこさんの本は、最近のはあまり読んでいないのですが、
（でも時々読む）
初期の、エッセイだったか、群さんがアメリカに旅行に行って、
宿から出ることもなく、ずっと、部屋でぐだぐだしている話を読んで
ゆるよし
不思議な人だなぁ～
と思ったことを思い出しました。
自分は、旅に出たら、「元を取らなきゃ！」と頑張るタイプなので、
アメリカくんだりまで出かけて、観光もせず、街にも出ず、
部屋でごろごろしている群さんに
ゆるよし
なにをしとるんじゃ？
って思いました。
この「れんげ荘」の主人公の女性も、そんなタイプ。
折角、お金を貯めて、仕事を辞めて、自由な時間を得たのに、
特にやりたいこともなく、「これでいいのだろうか？」と
迷っています。
生活の中で、小さな幸せを見つけていきますが、
（丁寧にいれたお茶を飲んだり、お洒落な隣人から洋服をもらったり）
充実感がない感じで、ずっと迷っている。
世間体ばかり気にする母親との確執もありますが、
そのことが、主人公の迷いにつながっているような気もします。
知りませんでしたが、こちらの本、「れんげ荘物語」 という
シリーズもので、3冊出ているようです。
この先、迷いを脱出できるのか、このまま、生活が続いていくのか
分かりませんが、読みたい本が見つからない時に
続きを買って読んでみようかと思います。
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今週末は３連休ですね。
みなさま、よい週末をお過ごしください。
