こんにちは。
今週は女優でもある小林聡美さんのエッセイ「聡乃学習」を読みました。
小林聡美さんは好きなエッセイストのひとり。
女優さんでもあるのに、全然気取らず、
むしろ、普通の人よりも地味な感じで淡々と生活している風なのがよき。
といった、芝居じみた演出でなく、
ごくごく当たり前に地味な生活。
ひとりで神奈川県の大山に行ってみたり、
屋久島への団体ツアーや、大手旅行会社のバスツアーに
ひとりで参加してみたりと
けっこう自由におひとりさま生活を楽しんだり
楽しんでなかったり。
加齢についても、淡々と(?)受け入れている様が、
いいですね。
小林聡美さんは角田光代さん原作の映画「紙の月」に
古株の銀行員の役で出ておられました。
主演は宮沢りえさんでしたが、ちょっと痛々しい感じで、
地味なパート銀行員(宮沢りえ)が、顧客の大金を使いこんで、
どんどんキレイになって行くが・・・といった話だったと思うのだが、
どんなに高級な服を着て、高級ホテルにいても
なんだか貧乏くさい感じでした。
小林聡美さんは、ずっと(報われないのに)真面目にやってきた
女性行員の役でしたが、とても存在感があって、
宮沢りえさんより印象に残りました。
小林聡美さんは、とても上手くその役柄の「たたずまい」を
出せる女優さんだと思う。
映画「かもめ食堂」もとても好きです。
「紙の月」や「かもめ食堂」は動画配信サービス<U-NEXT>
で観れますので興味のある方は、無料視聴期間でどうぞ。
小林聡美さんはエッセイの中で日本の自然の美しさについて言及しておられました。
私は芸術家でも何でもないけれど、美しい環境の中で暮らすことは、
心が潤い、きっとなんらかの形でそれが暮らしや仕事に
反映されるものだと思う。
こういう考え方、すごく好きです。
おすすめ。
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。