土曜コラム　今週の読書　湊かなえ　容姿をテーマとしたミステリー長編「カケラ」感想

こんにちは。

今週は湊かなえさんの長編小説「カケラ」を読みました。

湊かなえさんの小説は時々読んでいます。

今までに読んだものは

1. 告白
2. Nのために
3. 白ゆき姫殺人事件
4. 豆の上で眠る
5. 夜行観覧車
6. 母性

 

「母性」を読んだのは先日なのですが、

母と娘の関係性がなんとも言えず、ブログに感想を書く気になれずに

放置してしまいました。

 

今回読んだ「カケラ」も母と娘の関係が物語に大きく関わっている

美容整形に関する物語。

 

大量のドーナツに囲まれて自殺した少女。

学校一のデブだったという話もあればモデルみたいな美少女だったという噂もある。

TVのコメンテーターもつとめる美人美容外科医が

その真相に迫るべく、自殺した少女の関係者を訪ねてまわるという内容。

 

と思って読みはじめたが、なんか思ってたのと違う。

 

プロローグとエピローグ以外での

美人美容外科医のセリフは無くて、

関係者のしゃべりですべては説明されていく。

食い違う証言、さまざまな価値観。

その中で、美人美容外科医がどんな人なのかもだんだん分かっていく。

そして、少女が自殺した理由も。

 

 

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。