土曜コラム今週の読書江國香織登場人物100人以上小説「去年の雪」感想

こんにちは。

今週は江國香織さんの小説「去年の雪」を読みました。

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「きょねんのゆき」だと思っていましたが、本を最後までめくってはじめて

「こぞのゆき」と読むことにはじめて気づきました。

一般常識なのでしょうか？？　知らなかった。

「去年の雪」は小説なのですが、とてもたくさんの登場人物が出てきます。

生きている人、生きていない人、

平安時代？の人、江戸時代？の人

そしてもちろん現代を生きる人。

そして、過去と現在を行き来するカラスや

イタリアングレイハウンド。

すべてのエピソードが、まったく関係ないようでいて、

不意に交錯したりする。

たくさんの人がいて、生きている人も亡くなった人もいて、

何かが起きているようでいて、何も起きていないようでいて、

出会いがあって、別れがあって、

悲しかったり、悲しくなかったり、

わかりあえたり、わかりあえなかったり。

つまり、私たちの日常や人生のようなものが

江國香織さんの世界観で小説にされている。

はじまりも結末もないような小説。

でも、すごく好き。

イラストは「野良着」を着たイタリアングレイハウンド。

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。

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