土曜コラム

土曜コラム 今週の読書 山本文緒さんが残していかれたSNS「残されたつぶやき」感想

teatime

こんにちは。

今週は山本文緒さんの「残されたつぶやき」を読みました。

山本文緒さんの作品をはじめて読んだのは

「パイナップルの彼方」でした。

 

それで好きになって、どんどん読むようになり、

本屋巡りでは、必ず「や」からはじまる作家のコーナーに

足を運び、文庫が出たら買い、なんなら「コバルト文庫」も買うほど

新しい本が出るのを楽しみに待つ作家さんの一人でした。

2001年には「プラナリア」で直木賞を受賞され、

ゆるよし
ゆるよし
きっとこれからもっと読めるね

と楽しみにしていたのだが、それ以降はあまり新刊を出されず、

「や」のコーナーでも、あまり見かけることがなくなり、

ゆるよし
ゆるよし
どうしたのだ?山本文緒?

と不思議に思っていたところ、

久々に「再婚生活 私のうつ闘病日記」という本を見つけ

 

ゆるよし
ゆるよし
あぁ、そうだったのか。。。。。 

と、納得というか、残念に思い、

ゆるよし
ゆるよし
早く良くなってください。

と陰ながら願っておりました。

 

そして去年(2021年)「自転しながら公転する」

本屋大賞にノミネート!

ゆるよし
ゆるよし
本屋さんに帰って来られた!

と喜んだのもつかの間、同じ年にTwitterで

すい臓がんのためお亡くなりになったことを知る。

ゆるよし
ゆるよし
そんなぁ・・・・

これからまた、作品を読めると楽しみにしていたのに、

とてもとても残念です。

ご本人もどれほど残念であられたことでしょう。

 

本書は、山本文緒さんが、生前にやっておられたSNS、

ミクシィやnoteに残された日記であったり、つぶやきを

まとめたものです。

 

亡くなった人の日記を読むのってなんだか辛いです。

ついこの間まで生きていた人の言葉です。

 

がんの告知を受けてからの日記も出版されているのですが、

 

ちょっと、まだ読みたくない感じです。

文庫化された頃に読ませていただきます。

 

「自転しながら公転する」

文庫化されていたので、昨日購入しました。

 

読み応えがありそうな結構ぶ厚い文庫。

読むのが楽しみです。

噛みしめて読みます。

 

それではみなさま、よい週末をお過ごしください。