こんにちは。
今週は、辻村深月さんの「図書室で暮らしたい」を読みました。
辻村さんの小説は、3冊ほど読んだことがありますが、
エッセイを読むのははじめて。
こちらの「図書室で暮らしたい」はエッセイ集です。
以前に読んだ小説は
- ゼロ、ハチ、ゼロ、、ナナ
- 太陽の坐る場所
- ツナグ
直木賞を受賞された、「鍵のない夢を見る」も読んだような気もしますが、
あらすじを読んでも思い出せないので、おそらく読んでいないのでしょう。
面白そうなので、今度買ってみます。(未読でありますように。)
で、この「図書室で暮らしたい」。
とても良かったです。
辻村さんは、とても前向きで健やかな方だという印象を持ちました。
「幸せ」「嬉しい」「好き」という言葉が迷いなく使われていて、
こちらまで幸せな気分になりました。
それが、例え、ドラマ「相棒」のことについてでも。
(自分は観たことがありません。)
辻村さんは「小説や漫画やフィクションに救われてきた」と書かれています。
本当にそうなんだと思います。
そして、誰かが小説に救われることがあることを知っているから
いま、小説を書かれているのだと思う。
誰か(昔の辻村さん自身かも)を救うことが出来るかもしれない、
救える と信じて書いておられるのだと思いました。
そして、きっと、辻村さんの小説で救われている人がいると思いました。
信じる力の強い方だと思いました。
そして、信じることで、色んなものを引き寄せていらっしゃる。
良きもの、好きなもの、明るいものを見ている(見るようにしている?)
ので、そういうものを集めることができている。
見習うべきありかただと思いました。
あとがきで知ったのですが、こちらの文庫本の表紙、
minä perhonen のデザイナー 皆川明さんの挿画です。
先日まで、兵庫県立美術館で特別展が開催されていたデザイナー。
展覧会の会場構成が建築家の田根剛氏だったので、行こう行こうと
思っていたのですが、結局行けずじまい。
皆川明氏のことは、自分はこれまで知らなかったのですが、
と、見に行った人から聞きました。
うーん、悔やまれます。
気になるイベントや展覧会があったら、迷わずに行くようにしなければと
改めて思いました。
なんか、やたらと気になっていたのだが・・・・。
会期終了前にこちらの本を読んでいたら、行ってただろうなぁ。
まぁ、注目しつつ、次の機会を待つとします。
辻村さんのように前向きに。
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。