結論:斜線を引くときは、右肩あがり↗で描きましょう。
理由:人は右肩下がり↘の線に無意識レベルで不快感を持ちます。
プレゼン資料を作ったり、図面に斜線を引いたりするとき、その線の方向を
考えて引いていますか?
斜線を引くときは、右肩上がり↗で描くように心がけましょう。
経済成長、業績など、右肩あがり↗の方向は「成長」をイメージさせます。
一方、右肩下がり↘は「衰退」のイメージ。
また、交通標識の「禁止」の標識の斜め線は右肩下がり↘で
示されています。
「駐車禁止」 「追い越し禁止」 「Uターン禁止」などがそうです。
また、「禁煙」マークなども右肩下がり↘の斜線で表現されていることが多いです。
これは、何冊も本を出されている有名な作画のプロの方に教えて頂いたのですが
日常的に「禁止」のマークに使われている右肩下がり↘の線を見ると、
人は無意識レベルで不快感を持ってしまうそうです。
その方は、光や影の表現は極力右肩上がり↗になるように描くようにしているとのこと。
なので、プレゼン資料や図面で斜め線を引くときは右肩上がり↗で描くことを
おすすめします。
内容は素晴らしい資料なのに、
なんて思われたくないじゃないですか。
最近は、CAD(computer-aided design)の「反転」機能で簡単に図面を
パタパタ複写していくことが多いと思いますが、1枚の図面で棚板などの斜線が
上向いてたり↗ 下向いてたり↘混ざっていると、実に不快です。
手描き世代には考えられない所業。
プレゼン用図面であれば、絶対にやってはいけません。
ハッチングも45度↗で描きましょう。
結論:斜線を引くときは、右肩あがり↗で描きましょう。
選挙の候補者の方も、有権者に正面から見られた時に
右肩上がり↗に見える方向で
たすきがけされた方がよいかも知れませんね。
参考になれば幸いです。